Inkscapeのヘルプ情報をコマンドで確認
ターミナルを使用して、Inkscapeのヘルプ情報をコマンドで出力しました。
$ inkscape --help
Xlib: extension "RANDR" missing on display "/tmp/launch-2Miqno/org.x:0".
Usage: inkscape-bin [オプション...] [ファイル...]
有効なオプション:
-V, --version Inkscape のバージョンを表示
-z, --without-gui X サーバーを使用しない
(コンソールでファイルの処理だけを行う)
-g, --with-gui $DISPLAY
変数が設定されていなくても X サーバーの利用を試みる
-f, --file=ファイル名 指定したドキュメントを開く (オプション文字列は無視されることがあります)
-p, --print=ファイル名 指定されたファイルにドキュメントを印刷 ('| program' を使うとパイプ)
-e, --export-png=ファイル名 ドキュメントを PNG
ファイルにエクスポート
-d, --export-dpi=DPI ビットマップへのエクスポートおよび PS/EPS/PDF のフィルターのラスタライズの解像度 (デフォルトは 90)
-a, --export-area=x0:y0:x1:y1 SVG
ユーザー単位でのエクスポート領域 (デフォルトはページ、0,0 は左下の角)
-D, --export-area-drawing エクスポート領域は
(ページでなく) 描画全体
-C, --export-area-page エクスポート領域はページ全体
--export-margin=値 PS/EPS/PDF
のみ、エキスポート領域周辺のマージンを mm で設定 (デフォルトは 0)
--export-area-snap エクスポート領域外のビットマップを SVG ユーザー単位の近似整数値へスナップ
-w, --export-width=幅 生成されるビットマップ幅
をピクセル値で指定
(エクスポート解像度より優先)
-h, --export-height=高さ 生成されるビットマップの高さをピクセル値で指定 (エクスポート解像度より優先)
-i, --export-id=ID エクスポートするオブジェクトの ID
-j, --export-id-only export-id
のオブジェクトのみをエクスポートし、他はすべてエクスポートしない (export-id 指定の場合のみ)
-t, --export-use-hints ファイル名や DPI
ヒントを使用してエクスポート (export-id指定の場合のみ)
-b, --export-background=色 エクスポートビットマップの背景色 (SVG でサポートされるカラー文字列)
-y, --export-background-opacity=値 エクスポートビットマップの透明度 (0.0から1.0、または1から255)
-l, --export-plain-svg=ファイル名 プレーン SVG
ファイルへエクスポート
(sodipodiやinkscape名前空間を使用しない)
-P, --export-ps=ファイル名 ドキュメントを PS
ファイルにエクスポート
-E, --export-eps=ファイル名 ドキュメントを EPS
ファイルにエクスポート
--export-ps-level=PS レベル エクスポートに使用する
PostScript
レベルを選択してください。レベル 2 (デフォルト) と 3 が使用可能です。
-A, --export-pdf=ファイル名 ドキュメントを PDF
ファイルにエクスポート
--export-pdf-version=PDF_VERSION 指定されたバージョンの
PDF
でエキスポートする。(ヒント: PDF エキスポートダイアログで確認できる正確な文字列を指定すること。例: "PDF 1.4" は PDF-a に準拠)
--export-latex テキストを除き PDF/PS/EPS
へエクスポートする。PDF/PS/EPS に加え LaTeX ファイルをエクスポートすると、テキストは PDF/PS/EPS の先頭に置かれる。LaTeX には \input{latexfile.tex} のような出力が含まれる。
-M, --export-emf=ファイル名 ドキュメントを拡張メタファイル (EMF) にエクスポート
-m, --export-wmf=ファイル名 ドキュメントを Windows
メタファイル (WMF)
にエクスポート
-T, --export-text-to-path エクスポート時にテキストオブジェクトをパスに変換 (PS, EPS, PDF, SVG)
--export-ignore-filters ラスタライズの代わりにフィルターされたオブジェクトをフィルターなしでレンダリング (PS, EPS, PDF)
-X, --query-x 描画全体か、指定がある場合は --query-id のオブジェクトの X 座標を問い合わせ
-Y, --query-y 描画全体か、指定がある場合は --query-id のオブジェクトの Y 座標を問い合わせ
-W, --query-width 描画全体か、指定がある場合は --query-id のオブジェクトの幅を問い合わせ
-H, --query-height 描画全体か、指定がある場合は --query-id のオブジェクトの高さを問い合わせ
-S, --query-all すべてのオブジェクトの
id,x,y,w,h を一覧表示
-I, --query-id=ID 位置や大きさを問い合わせるオブジェクトの ID
-x, --extension-directory エクステンションのディレクトリを出力して終了
--vacuum-defs 未使用の定義をドキュメントの defs セクションから削除する
--verb-list Inkscape の すべての VERB の
ID を一覧表示
--verb=VERB-ID Inkscape
を開いたときに呼び出す
VERB
--select=OBJECT-ID Inkscape
を開いたときに選択するオブジェクトの ID
--shell Inkscape
をインタラクティブシェルモードで起動
Help options:
-?, --help Show this help message
--usage Display brief usage message
ターミナルを起動して、上記のコマンドinkscape --help
を入力したらreturnキーを押します。X11
が起動したら、Inkscape
のヘルプ情報が出力されました。オプションを短縮したinkscape -?
のコマンドでも同じ結果が得られます。